サントリーでいってみよう
〈私〉時代のデモクラシー (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1240)価格：
756円 レビュー評価：
4.5 レビュー数：3
トクヴィル研究や、『希望学』での業績で知られる政治思想家の最新刊。
氏の専門分野であるトクヴィルの研究と理解とを踏まえ、現在のデモクラシーの動向が孕む必然性と、
そこから生じる功罪を考えるという、トクヴィルの名著『アメリカのデモクラシー』が喝破した、
近代における平等＝デモクラシー化の問題の現代における表れとして、＜私＞の問題を考えるという、
明確な姿勢が本著を貫いている。
そこに見えるのは、平等化の究極の到達点としての＜私＞が持つある種の脆弱性と、その帰結としての、
現代デモクラシーと政治の迷走を必然的な
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